MatchUpgrade - iTunes ライブラリを高音質に一括アップグレード！

iTunes Match、日本上陸

欧米から遅れること約3年、2014年5月2日に日本でも iTunes Match の提供が開始されました。

iTunes Match の特徴は、大きく 2 つあります。

1. 手持ちの音楽をすべてクラウド上に置いておき、各デバイスでストリーミング再生できる。
2. 過去に CD 等から取り込んだ曲が iTunes Store で販売されている場合、iTunes Store から購入されたものと見なされる。

両者とも強烈なインパクトがありますが、特に注目すべきは後者です。
過去に CD などから取り込んだ低音質な音源 (96 kbps ~ 256 kbps) を持っていれば、自動的に iTunes Store クオリティ (256 kbps AAC / DRM フリー) の音源にアクセスできることになるのです。

ただし、既存の低音質なファイルが、自動的に iTunes Store クオリティにアップグレードされるわけではありません。
アップグレードを手動で行う場合、複雑な条件のスマートプレイリストを作った上で、一旦ライブラリから低音質の音楽ファイルを削除し、再び音楽ファイルを選択して iTunes Match のダウンロードボタンをクリック... というような細かい手順を踏む必要があり、とても気軽にアップグレードできる、とは言いがたいものでした。

MatchUpgrade なら、数回のクリックで全曲一括アップグレード可能

MatchUpgrade を実行して数回クリックするだけで、すべてのミュージックのアップグレードが自動的に完了します。
誰でも、手軽に高音質な音楽を楽しむことができるだけでなく、新しくアップグレードできるようになった曲（iTunes Store の品揃えと参加レーベルは日ごとに増えています）をチェックすることも、簡単にできるようになりました。

実際にどの程度の曲がアップグレードできるかはライブラリの内容によりますが、私のライブラリではミュージック全 3,500 曲中、約 1,500 曲がアップグレードできました。とりあえず手元の曲を全部アップグレードしたら 2 年目は一旦解約… というような使い方もアリ。個人的には年会費に見合うサービス内容だと思います。

というわけで、iTunes Match と MatchUpgrade の組み合わせを、ぜひお試しいただければと思います。現在ベータ版として公開していますが、既に多数の方にお試しいただいています。
ご意見、ご感想、ご要望、バグリポートなどありましたら、ぜひこの記事のコメント、Twitter (@LyricsMaster)、Redmine などでお知らせください！

Lyrics Master の最新版となる v2.4 を昨日 (2014/05/06) リリースしました。ダウンロードはこちらから。変更点について詳しくは更新履歴をご覧ください (Mac OS X / Windows)。

3 年ぶりのメジャーバージョンアップとなる今回は、以前から多数ご要望をいただいていた、ボーカロイドの歌詞サイト「初音ミク Wiki」さんの検索とダウンロードに対応しました。v2.4 以降、検索メニューで「アニソン★歌詞検索」を有効にしていただくと、アニメソングの歌詞と併せてボーカロイド曲の歌詞も検索されるようになります。
現在、システムの都合により、Lyrics Master からのボーカロイドの歌詞検索・ダウンロード機能を一時停止しております。ご迷惑をお掛けいたしますことをお詫び申し上げます。サービス再開時期については追ってお知らせいたします。なお、アニメソングの歌詞検索、ならびに「アニソン★歌詞検索」(Web 版) からのボーカロイド歌詞検索については正常にご利用いただけます。(2014/05/09 追記)
v2.4.1 リリースにより本事象は解消しました。(2014/05/18 追記)

今回の対応にあたって、「アニソン★歌詞検索」の Web サービスも全面リニューアルを行っています。HTML5 + Bootstrap 3 ベースで 0 から書き直し、スマートフォン / タブレットで利用しやすくなったほか、検索キーワードの自動補完などの機能も追加されています。ぜひお試しください！

OpenSSL の Heartbleed 問題に対応した Xojo 2014 Release 1.1 が公開されました。併せていくつかのバグフィックスも入っているようです。
2013r4 or 2014r1 を使用して Windows 向けにアプリをビルドしており、かつ SSL ソケットを利用している場合は、アプリの再ビルド・配布を行う必要があります。

なお、Lyrics Master は Heartbleed 脆弱性による影響を受けないことを確認しています。

MacHeist で、Apple Design Award を受賞した Mac アプリ 8 本 ($1,600 以上) を $19.99 で販売する Apple Design Award Bundle キャンペーンが開催されています。（Apple Design Award は、その年に登場した革新的なアプリに Apple が授与する賞です。）
今回このバンドルに Xojo Desktop ライセンスが含まれているのでご紹介します。

Xojo は Lyrics Master の開発にも使用されているクロスプラットフォームの開発環境で、1 本のソースから Mac, Windows, Linux のデスクトップアプリケーションを作成することができます。
また、同じ開発環境で Web アプリの開発も可能なほか、今年中には iPhone / iPad アプリを開発する機能もリリース予定となっています。Web / iOS 開発には別途ライセンスが必要ですが、同じ開発環境と言語が使い回せるので、覚えておいて損はありません。

Xojo Desktop は通常価格 $300 (33,000 円) のため、今回のパッケージはかなりお得。Xojo のライセンスは Windows でも利用できますので、Windows ユーザの方が Xojo だけを目当てに購入してもよいですね。PayPal が使えるのでクレジットカード情報を送信する必要も無く安心です。私も購入しましたが、支払い後すぐにメールでライセンスコードが届きました。

バンドルパッケージの販売期間は残り 1 日です。ぜひチェックしてみてください！

Xojo 2014 Release 1 と、新サービス Xojo Cloud が本日リリースされました。

大きな変更点は、待望の 3 項演算子 (If 拡張) の追加。

Dim n As Integer = If(condAsBoolean, 10, 100)

また、Mac App Store の新審査基準に対応する形で、ビルドされたアプリが QuickTime 依存から脱却。QuickTime 関連のクラスが削除されたほか、MoviePlayer が AV Foundation でリライトされています。

Web アプリをワンクリックでデプロイできる Xojo Cloud も今回のリリースでお目見え。「最安プランで月額 $59 くらいかなぁ」と書いていましたが月額 5,500 円からということでおおよそ当たりでした。まぁ、個人で遊ばせておくのは難しいなぁ :P

その他は IDE の速度改善 (2013r4 と比べて体感できるレベルで早くなっています)、オートコンプリートの改善、バグ修正多数などなど。ちなみに、Feedback #31923 など、私の出したバグリポートの修正も数件入っています。