Kenichi Maehashi's Blog

脳内コアダンプ

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Category: Computer
追記 (2009/08/10): とりあえず構築完了。

優しい先輩方に VAIO の極意を教えていただきました。キモは Sony Shared Library と VAIO Event Service だそうです。

というわけで、VAIO type P (VGN-P91HS) に Windows 7 Enterprise (RTM) をインストールする手順などなどについてまとめ。
ネットワークドライブ(NAS など、僕は自宅サーバの Samba 共有を使ってます)を 1 つ用意しておくと便利ですよ。

また、リカバリディスクから起動した VAIO リカバリセンターは、Windows 7 では正しく動作できないようです(Vista 互換モードに設定してもダメでした)。モジュールを個別に抽出してインストールする必要がありそうです。(もしくは、Windows 7 サプリメントディスクを SONY から買う。ただし入手できるのは 10 月下旬。)
  1. 兎にも角にも、リカバリディスクを作成しておくこと。これがないと始まりません。僕は念のため、DVD を吸い出した ISO イメージも作りました。
  2. 加えて、C:\Windows\Drivers のバックアップをしておくと後々便利です。
  3. Windows 7 をクリーンインストールします。リカバリ領域は消しても大丈夫だと思います。
  4. デバイスドライバを入れます。
    1. Chipset Driver (Intel) (インストーラから)
    2. Audio Driver (Realtek) (デバイスマネージャから)
    3. Graphics Driver (Intel) (デバイスマネージャから)
    4. Sony Firmware Extension Parser Driver (デバイスマネージャから不明なデバイスのドライバを更新)
    5. SPIC Driver (デバイスマネージャから不明なデバイスのドライバを更新)
  5. リカバリディスク 1 の /data/2009/04/cn_20090409000000000000000000023/0000040834.app を imagex /mount 0000040834.app 1 mnt でマウント(mnt はマウントポイントとなるディレクトリ)します。
  6. リカバリディスクから、ユーティリティのインストーラを抽出します。抽出手段は各種 blog を参照してください。
  7. 以下のものを順番にインストールします。
    1. Sony Shared Library (mnt の /data/2008/12/JP_20081201000000000000000000005): 他の SONY 系ユーティリティの共通ライブラリ
    2. VAIO Event Service (MODJ-138003): Fn キーを利用した音量調節など
    3. VAIO の設定 (MODJ-137761): VAIO の設定を行うユーティリティ
    4. Setting Utility Series (MODJ-137762): VAIO の設定に機種固有の機能を追加
    5. VAIO Original Function Setting (MODJ-137479): VAIO の設定に機種固有の機能を追加
    6. VAIO Window Organizer (MODJ-130558): VAIO の設定に特殊キーの割り当て変更機能を追加
    7. VAIO 省電力設定 (mnt の /data/2009/01/JP_20090107000000000000000000025): 省電力オプション (バッテリー利用時にリフレッシュレートを落とす設定など) を追加
    8. VAIO Wallpapaer Contents (MODJ-139989): 省電力壁紙など (必要な方のみ)
  8. Instant Mode を使う場合は、Instant Mode (Web からダウンロード) と Instant Mode Support Utility (MODJ-130560) をインストール。
  9. WWAN / GPS を使う場合は、VAIO Smart Network (MODJ-139733) をインストール。これで WWAN を有効にしないと、モデム等のデバイスが認識されません。
  10. 後は、デバイス マネージャから WWAN / GPS ドライバをインストール(8 つくらいデバイスが認識されるので面倒...)。
  11. 完成。
imagex は Windows AIK のコマンドですのでインストールが必要。ま、client deployment 担当者なら当然入ってますよね!
ちなみに Windows 7 用の WAIK は MSDN で既に公開中。(こっちはまだ試してないです)

あと、最新版がある場合はそっちを入れた方が良いかもしれないですね。サポートページから入手できます。
また VAIO Update は入れなかった(入れたくなかった)ので、適宜アップデートは確認しましょう。
Category: Computer
type P に Windows 7 入れてみたら、FOMA の WWAN が認識しないんだな、これが。
僕の基本料金かえしてー ><

 *

追記
VAIO Smart Network が動けば WWAN 認識できそうなんだけど、NSUService.exe というのサービスが落ちてしまう。とりあえず VAIO Smart Network だけ入れたのですが、他に依存するモジュールがあるのかな。
Category: Computer
今回からは Top Downloads として、通常の Subscriber Downloads とは別の Akamai ネットワークを利用したダウンロードページが用意されていました。
回線にもよるのでしょうが、1 ファイルあたり 1.5 MB/s くらい出ていたので、x86 / x64 それぞれの英語版インストールイメージ(ISO)、日本語ランゲージパック、それに WAIK を 1 時間くらいで揃えることができました。Vista SP2 の反省が生かされていますね。非常に快適でした。

さて、この夏は互換性チェックとデプロイ検証ですね...。Ghost Solution Suite 2.5 は 7 で動くのか? Endpoint Protection の 7 対応はいつになるのか? Symantec 方面から目が離せません!

追記
SEP については SEP や SEPM の Windows 7 への対応状況 というページがあり、
現在リリースされているいずれのバージョンも対応していません。
Windows 7 には SEP 11.0 MR5 で対応予定ですが、SEP 11.0 MR5 のリリース時期についてご案内できる情報は今のところございません。
だって。

追記
MSDN のプロダクトキーページに、「If you retrieved a key for the Windows 7 Beta or RC, a Windows 7 key has been provided for your convenience.」とあって、よく意味がわからなかったのですが、「本来は手動で発行されるべき RTM 版のプロダクトキーですが、発行システムがダウンすることを防ぐために、Windows 7 のベータまたは RC のキーを発行した人に自動的に発行しておきましたよ」ということらしい。
Category: Linux
Red Hat Enterprise Linux(v.5 server) アップデート情報CentOS-announce メーリングリスト に流れた CentOS 5 対象のメールを見比べると、CentOS 5 がどれくらい RHEL5 に catch up しているかが分かります。ボランティアベースでこれだけのことをするというのは、大変なことですよね...。

一部、RHEL で対応しても CentOS がスルー (or 遅延?) する場合がある(yum-metadata-parser とか vixie-cron とか)ので、ここらへんの known issues をきちんと把握するために前者のページは毎日見ることにしています(本音: RSS が欲しい)。

もちろん、後者のリストも登録していますよ ;-)
Category: Linux
yum update は手動が良いかもしれない @ CentOS 5.3 の件。

yum update で python, python-devel のアップデートに失敗する | futuremix という記事を書かれている方がいらっしゃいました。

RHN で検索してみたところ、yum-metadata-parser bug fix update: rhn.redhat.com | Red Hat Support がありました。確かに、特定の状況下で「dependency resolution failures when attempting to upgrade packages」(パッケージをアップグレードする際の依存性解決に失敗する)とありました。
残念ながら CentOS ではまだアップデート版が提供されていないようです。

自分も、自宅のサーバに加え、yum-cron を使っていたプロダクション環境のサーバで 1 台、squirrelmail (の依存性のために php (の依存性のために httpd)) が勝手に入ってしまい、焦ってしまいました。
yum-cron なり yum-updatesd なりを使われている方は、一度ログをチェックしてみた方が良いかも知れないですね。