以前書いた記事の続き。
あれから、毎週日曜日になると
md: syncing RAID array md0
というようなメッセージが syslog に出ていて、なんでかなっと思っていたのですが、このアップデートが理由でした。
mdadmのバグ修正および機能拡張アップデート - RHBA-2009:1382-1このパッケージに含まれている raid-check スクリプト (/etc/cron.weekly/99-raid-check) が毎週日曜日に実行されるのですが、そこで「データスクラビング」が行われているそうです。以下、 Errata より引用。
今回のアップデートでは、mdadmに冗長アレイでの「データスクラビング」を可能にする新しい機能が追加されています。データスクラビングでは、冗長アレイ内のドライブ上で不良セクタが検索され、見つかった場合は他のドライブのデータを使用して修正されます。それによって、読み取りエラーを返すセクタは再構築されます。注:この新しいパッケージでは、データスクラビングはデフォルトでオンになっています。この機能は週1回実行され、実行中にある程度のパフォーマンス低下を引き起こす場合があります。パフォーマンス上の理由でこの機能を無効にしたい場合、アレイに対して実行されるチェックのタイプを管理したい場合、あるいは、どのアレイをチェックするかを制御したい場合は、/etc/sysconfig/raid-checkファイルを編集します。オプションを設定する方法の詳細は、そのファイルにコメントとして含まれています。
ちなみに vmstat -d で調べてみたところ、アレイ内のブロックデバイスの write カウンタは上がっていなかった(read だけ急激に上がっていた)ので、resync と言いつつ resync している訳ではないようです。
ただ、毎週全セクターを舐めるのは、HDD 的にはどうなんだろうか...。書かなければヘタらないのかしら。