Kenichi Maehashi's Blog

脳内コアダンプ

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Category: Computer
久々に感動した機能だったので、紹介。iTunes の隠し機能です。

新・OS X ハッキング! (20) あなたの知らない「Dock」の横顔 | パソコン | マイナビニュース

上記ページの「iTunesで再生を開始した曲をポップアップ表示する」に書いてあるコマンドを入力すると、Dock のアイコンの上に曲名とアーティスト名がポップアップ表示されるようになります。これは便利!

(追記)
インターネットラジオを使ってると、テロップが変わるごとにポップアップが出てちょっと鬱陶しいかも…。
Category: Computer
二日目の簡単なまとめ。一日目はこちら。

OpenStack で始めるクラウド環境構築入門 ★

Ubuntu Server に OpenStack の構築をする手順。「結構大変」とのこと。うーん、まぁ気が向いたらやってみようか、という感じ(機材がない)。

経済学で OSS を考える

今日の「毛色の違うものに言ってみよう」シリーズ。
島根大学オープンソース研究プロジェクトの研究成果発表。
「オープン」を「企業間関係がオープンである」と定義付けたとき、情報化によって「取引費用」は下がっているのだから、企業戦略はオープンにシフトすることで「組織化費用」(自社完結)を下げるのが妥当、という論旨。(説明がわかりにくいのはこのメモがかなり端折っているからであって、話はわかりやすかった。)
OSS へのフリーライドに対しては、「そういうのは経済学的によくない。なるべく開発貢献をしたほうがよい」と若干歯切れが悪かった。企業が OSS 開発に貢献することのメリットとして「自社の技術向上によりサポートを提供できるようになる」「コミュニティを自社の都合のよい方向にリードできる」「自社の知名度向上」というような付加価値がある、という説明をしていれば良かったのでは印象。

Samba 最新動向 & Active Directory 連携のすべて ★

一番楽しみにしていた、たかはしもとのぶさんのセッション。以下、最新動向について簡単にまとめ。
  • Samba3 に AD 以外は機能実装済み, Samba 3.7 はなさそう。
  • Samba4 の AD DC 機能は完成に近い。alpha の後いきなりリリースされるのでは(今年中か来年早々)。ただし、DRS の完成度や Samba3 からのアップグレードという観点では課題が残存。
  • Samba4 はビルドに BIND, xntpd, Python が必要。
  • 「デュアルバイナリ化」によって、Samba4 の samba プロセス (AD DC 機能のみ提供) + Samba3 までの smbd / nmbd / winbindd が同時に利用できるようになっている。ただし IP アドレスが 2 つ必要。Samba4 が最終的にどちらに落ち着くのか(デュアルバイナリなのか、samba プロセス単体なのか)は現時点では不明。
  • OpenLDAP が利用できないのは確定。トランザクションのサポートなどで問題があるためとのこと。
  • Samba4 は、「良くも悪くも、Windows と同等に管理できる。」一度 samba プロセスを立ち上げたら、後は Windows の管理ツールから管理するしかない (samba-tool では機能が網羅されていない)。マニュアルも Microsoft のドキュメントを見たほうが良い。
  • UNIX 環境との相互運用性はあまり考慮されていない。例えば、POSIX ACL へのマッピングは諦めている。
うーん、いろいろ困る人が多いような気がするけど…。UNIX だけで運用できないと、管理者が困りそう(逆に言うと Windows サーバの管理知識を今から付けておくべきかも)。
AD 連携については、知っていることが多かったのでまとめ省略。

JavaOne 2011 サンフランシスコの最新レポート ★

オラクルの Java エヴァンジェリスト、寺田佳央さんのセッション。会場に行ってみると、Java Life のビデオを流していて笑った。
JavaFX の話はなんとなくは聞いていたけど、Swing がメンテナンスモードに入るのは知らなかった…。勉強しないとまずいですね。
JavaOne 2012 Tokyo は六本木で、来年 4/4, 4/5 に開催とのこと。

エンジニアのための提案力向上セミナー ★

APMP の式町久美子さんのセッション。「顧客提案」を体系的方法論として整理して受注率を上げよう、ということでした(IT に限らない話)。
要は「顧客の真のニーズは何か」を考えましょうということ。エンジニアも、営業任せではいけない。(たくさんメモったのだけど、ここで書いてもあまり…という内容なので、この程度に。)
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オープンソースカンファレンス、知り合いが出るということもあって、初参加してきました。今日の雑感を簡単に(二日目はこちら。)。
特に賑わっていたセミナーは★をつけてみました。

Zabbix / ZABICOM による監視デザイン -テンプレートの有効利用-

死活監視とリポートの Zabbix。NTT コムテクノロジーさんが日本向けの拡張機能・翻訳を加えたものを ZABICOM と称して販売しているそうです。
テンプレート機能・マクロなど、さすが運用のことが良く考えて作られているのだなぁという印象を受けました。
テンプレートの一括エクスポートがあるとうれしいですね。

オープンソース ERP システム「HOOP」のご紹介

ちょっと毛色の変わったセッションを見に行こうと思って、前提知識なしで行ってみた。
Hoop は 2006 年度「オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業」の成果物で、BSD ライセンス。
給与・勤怠・会計などは提供されているが、業務システム(業種ごとに異なるシステム)は含まれない。
ダウンロードサイトも紹介されていたけど、今はアクセスできないみたい?
マルチテナントになってるのはおもしろいな。
OSS の ERP としては、他にも ERP5, Compiere などがあるそうです。

便利なテストツール Byteman の紹介 ★

Java アプリケーションの実行中に動作を動的変更可能なバイトコードインジェクションツール。
ECA という表記を使って、「いつ」「どこで」「どのように」動作を変更するのかを定義して注入する。
起動済みの JVM に対するアタッチが可能なのは便利そう。
ライブパッチ(動作を止めずにバグを回避)的な使い方もできるらしいけど、ちょっと怖いかな。
JUnit 連携で、JUnit テストケースに ECA を埋め込める(アノテーションで DSL という、割とありがちなパターン)。
デモのサンプルがシュールで秀逸でした(笑)。

大規模 VPS システムの話

WebARENA SuitePRO の歴史と、現行システムの仕様について。2005 年から VPS をやっていたのは知りませんでした。
最初は Linux-VServer。現在は OpenVZ(パフォーマンスの高さが理由とのこと)だが、ハイパーバイザー型の採用も検討中とのこと。
ハードウェアは diskless blade + SAN ブート構成とのこと。VM イメージも SAN に置いていて、ディスクの割り当てが柔軟にできるようになったのが利点。
コントロールパネルは自社開発で、RoR + MySQL Cluster を Xen で動かしているそうです。
アンケートと引き換えに、Buffalo のマルチカードリーダ(WebARENA のロゴ入り)をお土産に配っていました。リッチですね。

話題の Hadoop vs. MySQL -性能比較だけでなく OSS の適用範囲を考えよう- ★

PB レベルのビッグデータを扱うのに Hadoop が有用という話。
性能比較では、データの増加・ノード数の増加に伴って Hadoop が有利になる。
(RDBMS はスケールアウトしづらいから、まぁそうなりますよね、という感じもします。)
数 10 GB のオーダから、スケールメリットが出始める。
SNS での HDFS 適用事例: Replica 3 で、rack-aware な構成 (ラックを跨いでレプリカすることでラックダウンに対応) が主流。
テレコム系顧客の適用事例: 通話記録集計バッチを Hadoop に置き換えて実行時間が 80% 以上削減。

インフラエンジニアなら知っておきたい、ストレージのはなし 2011 秋 ★

「自宅 SAN 友の会」というコアな方々がお話されていました。
前半は FCoE の話 (twitter: @metamd さん)。カーネルにパッチを当てていろいろがんばると FCoE (DCB なし) ができるようになるとのこと。
詳しいメモも取ったけど、ここで書いても仕方ないので書きません(笑)。
「家に FC あります!」だと変態っぽいけど FCoE ならぱっと見じゃわからない。確かに。
後半は IPoIB (InfiniBand) の話 (twitter: @smzksts さん)。中古でカードとケーブル揃えれば 1 万円以内で peer-to-peer の IB 環境作れるそうです。やってみたくなった!

「シェルスクリプト VS AWK」どっちが強い!? プログラミングバトル ★

Apache のログを解析、CGI、アクセスカウンタ、フル awk で書かれたサイト紹介、Excel シート読み込み。などなど。やぁ、笑った笑った。

インストールマニアックス 5 決勝大会

Windows Server に何やらインストールしていたようです。
リアルクラウドガールにも会えたし、クラウドガールのノベルティもいただきました(笑)。

その他

  • 初参加でしたが、楽しかった! 各分野の第一人者の方たちから話を聞けるのは楽しいですね。
  • 他にもいろいろ聞きたいセミナーもあったので、選択はかなり難しかったです。
  • 全般的に、コミュニティ参加枠のセミナーのほうが楽しい。仕方ないのですが、スポンサー枠だと、どうしても営業に偏ってしまうので…
  • 会場はすごく綺麗で良かったのですが、ちょっと都心から離れていてアクセスしづらかったのが残念。
Category: Computer
お知らせ
正式版をリリースしたため、本ダウンロードは停止させていただきました。

Mac OS X Lion 10.7 で動作する Lyrics Master のリリース候補版 (RC) を公開しました。
また、iTunes Scripts の Lion 対応版も同梱しております。

※本バージョンには、利用期限はありません。

バグのご報告やご意見などは、この blog へコメントしていただくか、メールでご連絡ください。

 *

なお、本バージョンには下記の不具合が確認されておりますので、ご了承の上でご利用をお願いいたします。

・一部のユーザインターフェースが綺麗に表示されません。(検索画面右下のリサイズコーナーなど)
・ごく稀に、「辞書で調べる」を利用するとクラッシュすることがあるとの報告が上がっています。

 *

(本 RC のリリースにあたって)
しばらくベータ版のままお待たせしてしまい、申し訳ありません。
Lion 対応のためにコンパイラのバージョンを大幅に変更する必要があり、その結果 Mac OS X / Windows の各環境で動作テストのやり直しが必要になったため、時間がかかっています。(また、私的な都合で時間がとりづらいのも一因ではあります。)
本 RC には有効期限を設定していませんが、できる限り早く正式リリースにできるよう努力します。

(バグ報告・ご意見・ご要望を送っていただいた方へ)
メールはすべて拝見しています。詳細なデータを頂いたまま、ご返信・ご対応できなくなっている方もおり大変心苦しいです。
バグ報告はもちろん、ご意見・ご要望にも今後できる範囲で対応させていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
Category: Apple
ちょっと勉強会に参加する機会があったのですが、折角なので iPad 2 + iPhone 4 という組み合わせで発表してきました。
仕掛けとしては、こんな感じ。
[Projector]
|
| (VGA)
|
(VGA Adapter)
|
|
|
[iPad 2]
:
: (Bluetooth or Wi-Fi)
:
[iPhone 4]

プロジェクタと iPad 2 は VGA Adapter (2,980 円) で繋ぎます。iPad 2 には Keynote (850 円) をインストールし、予め Mac で作っておいたスライドを iTunes / iDisk / WebDAV 経由でコピーします (もちろん、iPad 2 で作っても OK です)。
また、iPhone 4 には Keynote Remote (85 円) をインストール。今回は Wi-Fi できない環境だったので、Bluetooth で Keynote と Keynote Remote をペアリングしました。Bluetooth での認識には少し認識に時間がかかることがあるようなので、予め家で済ませておきましょう。
なお、Keynote Remote は無くてもプレゼンは可能です (でも、無線でコントロールしたいよね)。

使ってみて、気をつける必要のあるポイントは以下。
  • 当たり前のことですが、電池残量に注意。VGA Adapter 接続中は iPad 2 は充電できません。
  • Mac の Keynote で作ったスライドが、完全に iPad / iPhone 上で再現されるわけではない。図形の位置はズレるし、フォントや一行に入る文字数も変わる。アニメーションも一部はチープなものに置き換えられてしまうし、アニメーション速度が変わってしまうこともある。必ずターゲットデバイスで最終確認をしましょう。
  • iPad 2 はミラーリング (iPad 2 の画面表示を VGA にそのまま出力) に対応していますが、そのまま他のアプリでパスワードを入力して見せないこと (これ、やらかしました)。マスクされてる / エコーバックされないからいいじゃんと思ってしまったのですが、スクリーン上のキーボードを押すとキーがハイライトされるので、読み取られてしまうのです…。
  • iPad 2 を VGA Adapter 経由でプロジェクタに繋いだだけだと、映像出力が開始されないことがあります。Keynote でプレゼンテーションを開始するタイミングで出力が開始されるのかもしれません。
  • iPhone で Keynote Remote を利用する場合、プレゼン中にメールが着信したり通知が来たりすると面倒なので、機内モード (Wi-Fi or Bluetooth のみオン) にしておくと良いでしょう。
  • Keynote Remote からは、レーザーポインター機能が使えません (Keynote の画面を iPad 2 上で長押しすると、レーザーポインターが表示される)。これは、ぜひ改善してほしいポイント。