Kenichi Maehashi's Blog

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2 日目だけ、参加してきました。インフラ周りのネタだけ簡単にまとめておきます。

近代サーバー設定ツール Chef の概要と使い方

言わずと知れたサーバ構成ツール… と思いきや、日本の UG ができたのはつい最近とのこと。
会場では、開発環境で使っている方は数名いらっしゃいましたが、実環境に採用している人はいなかったようです。

"Infrastructure as a Code" ということで、「Chef のレシピに対してテストコードを書く」というのはすごくよいアプローチに思えました。
ただ、Chef 自身のインストールの大変さがネックかもしれません。また、お話を聞いた感じだとハマりどころもやや多そうな印象でした。

あと、Chef のインストーラ (シェルスクリプト版) は Omnibus というツールで書かれているそうです。DSL で環境差異を吸収する感じですかね。

2012/08/27 には、erchef という Erlang + MySQL で書かれた Chef サーバがリリースされたそうです (元々は Ruby DSL + CouchDB)。パフォーマンスが向上するとともに、MySQL になって運用しやすくなったとのこと。確かに CouchDB よりは敷居が低くてよいですね。

インフラエンジニアなら知っておきたいストレージのはなし

毎回楽しみにしている、自宅 SAN 友の会のセッション。二本立てでした。

Linux + SCST + ZFS で FC-SAN ストレージ + SAN boot

Linux 側で SCSI target を立てる。その際の LUN のバックエンドを ZFS 上のファイルにすることで、スナップショット/ロールバックができる環境の出来上がり。あとは FC 経由で SAN boot すれば OK。機材をオークション等で揃えれば割と安価にできるそうです。
例によってカーネルに自前パッチを当てないといけないのが重いですね。でも、FC 欲しくなりました :)

Oracle Solaris 11 11/11 で iSCSI / FC ターゲット

Solaris 11 はダウンロードして検証するだけなら無料で使えるそうです。ZFS v33 が利用可能。
COMSTER で iSCSI / FC ターゲットが割と簡単に作れる模様。商用製品だけあって、非常に安定しているとのこと。

Sambaユーザーの集い - 最新動向ほか

こちらも毎回欠かさずに行っている、たかはしもとのぶさんのセッション。
今回のハイライトは Windows 8。Samba ファイルサーバは問題なし、Samba ドメインも Windows 7 と同様のレジストリ修正 2 カ所で Join 可能とのこと (Samba 3.5.6 で確認)。SMB 3.0 の開発も進んでいるそうです。
Samba 4 も状況としてはあまり変わっていないが、リリースは今年中と思われる。ドキュメントがあまり充実していないのがネック。
SerNet で Samba 4 のアプライアンス (VM イメージ) がダウンロードできるそうなので、手軽に試したいときは良さそうですね。

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