Category:
Linux
と言っても、大したことではなく、munin のバックエンドで使われている rrdtool を直接叩くだけです。
ここでは、if_eth0 のデータを修正してみます。
cd /var/lib/munin/example.com一度 XML ファイルにダンプします。vi で開き、目的のデータを探し、いい感じに直します (今回は、正しい値を入れるのが難しいので NaN にしておきます。NaN にすると、その部分のデータは「採取できなかった」ことになります)。
rrdtool dump server.example.com-if_eth0-down-c.rrd > server.example.com-if_eth0-down-c.xml
修正し終わったら、
mv server.example.com-if_eth0-down-c.rrd server.example.com-if_eth0-down-c.rrd.bakとして、(元のファイルをどかしてから) XML を RRD ファイルに再変換して完了です。restore はリダイレクトではないので注意。
rrdtool restore server.example.com-if_eth0-down-c.rrd.xml server.example.com-if_eth0-down-c.rrd
注意点は以下の 3 つ。
- munin を N 分おきに動かす設定にしている場合は、その間に修正を終えないとデータの取りこぼしが起きるため手早く作業を終えましょう ;-)
- munin を別のユーザ権限で動作させている場合、restore 後の RRD ファイルの所有者が root になってしまうと問題が生じます。chown munin: *.rrd としておきましょう。
- munin のグラフは更新が必要と判断されない限り更新されないので、すぐに反映したい場合は png ファイルを削除しておきましょう。
(*1) ちなみに本当の理由は、サーバがリブートしたときに一時的に不正確なデータが収集されてしまい、年表示グラフのスケールが狂って役に立たなくなってしまったからです。
Comments