Kenichi Maehashi's Blog

脳内コアダンプ

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前回の記事の続きです。

結局室内のアンテナでは受信レベルがキツいということが判明。
今回購入した UwPA は屋外への設置にも対応しているため、これを流用してどうにかすることにしました。

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まず自宅の TV 配線をチェック。どうやら、次図のようになっている模様。

|VHF アンテナ|~(ベランダの壁)~[TV コンセント]~[TV コンセント]

このように、コンセント同士が直列繋ぎになっているものを「送り配線」ないし「渡り配線」と呼びます。
(TV コンセントのカバーを開けてみて、送り配線用の口が使われていたため判明。)

ちなみに最近の家屋では、アンテナの直後に分配器を入れて並列繋ぎ(スター型)になっていることが多いようです。

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配線が分かったので、つぎにアンテナの取り付け位置。
幸い、VHF アンテナとベランダの線が中継接栓になっていたので、

|UHF アンテナ|~(ベランダの壁)~[TV コンセント]~[TV コンセント]

のように、VHF アンテナを捨てて UHF アンテナを接続することにしました。もし VHF も UHF も必要なら、

|VHF アンテナ|~|混合器|
|UHF アンテナ|~|   |~(ベランダの壁)~[TV コンセント]~[TV コンセント]

のように接続することで、一つの線に VHF と UHF の両方を流すこともできますね。

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UwPA は屋外に設置する場合、同軸ケーブルを自作する必要があります(ケーブルに防水キャップを通さなければならないため)。
市販されているものだと 10 m 単位とかで長すぎるので、必要な長さを電器屋さんで切ってもらうと良い感じです。自分は 3 m 切ってもらいました。

なお、同軸ケーブルにはケーブルの太さが数種類あるので、事前に決めておきましょう。
今回は屋外ということもあり、安全策を取って 5C にしました。値段は 200 円 / m 程度。
これに 5C 用の接栓(ケーブルの端に付ける部分)が必要です。これは 1 コ 250 円くらいでしょうか。ちなみに 1 個は UwPA にも付いてきます。

ケーブルの自作は、カッターとハサミがあればできます。自分は不器用で 2 回失敗しましたが、1 回の失敗で犠牲になるのは 1 cm なので余裕です。
既存のテレビに繋ぐなどして、品質をチェックしておきましょう(本当はテスタが欲しいところ)。

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ケーブルを作り、アンテナを設置してテスト配線したら、テレビの映りを確認。
これも入力レベルの分かる機械があれば良いのですが、今回は m2TV のインジケータで確認しました。
放送エリアのめやすを参考に、最寄りの中継局にアンテナが向くようにしてみましょう。

映りに問題がなければ、ケーブルの防水対策をして、完成です。
日本アンテナの防水補助テープ GKY20-HD(500 円くらい)で接栓の部分や UwPA の防水キャップを巻き、さらに市販のビニルテープ(100 円くらい)を上から巻けば OK。

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というわけで、総費用 5000 円くらいで宅内の全ての TV コンセントからデジタル放送が楽しめるようになりました。
アンテナ線は電気が流れていないので(BS を除く)、割と安心して作業できますね。ただし雷が鳴っているときは止めておきましょう。

ちなみに、ここに書いたほとんどの知識は、ここ数日の間にインターネット検索で知ったことです。
特にボクにもわかる地上デジタルさんには大変お世話になりました。ありがとうございます。

まさかハードウェアに弱い自分が同軸ケーブルを自作しているとは、1 週間前には夢にも思っていませんでした。インターネットすごい、という今回のまとめでした。

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