Kenichi Maehashi's Blog

脳内コアダンプ

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Category: Computer
約半年振りの更新となってしまいましたが、 Lyrics Master の更新版 2.1.4.1 をお届けします。メールやバグリポートを下さった皆さまに感謝いたします。

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今回は新機能として、プロキシを一時的に無効化して起動する機能を加えました。プロキシが設定された状態で、Shift キーを押しながら Lyrics Master を起動することで、一時的にプロキシ設定を無効化して(プロキシなしの状態で)起動することができます。
プロキシの必要なネットワークとそうでないネットワークの間をノート PC などで移動される方は、より便利にご利用いただけるかと思います。

また、Mac OS X 版をご利用の方は iTunes に歌詞を設定しようとした際に「iTunes が応答していません」というエラーメッセージをご覧になったことがあるかも知れません。今回のリリースでは応答のチェックを強化し、今までこのようなメッセージが表示されていたシチュエーションでも適切に歌詞が設定されるようになりました。

上記に加え、各サイトの最新仕様への対応とマイナーバグの修正が行われています。
より詳しい内容については更新履歴(Mac OS X 版 / Windows 版)をご覧ください。

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プロキシ機能を使っている方が意外といらっしゃることに気付きました。単純な HTTP プロキシですが、追加してよかった機能の一つです。

Mac OS X 版は iTunes の動作を AppleEvent 経由でポーリングしている関係で、こういったエラーが出現してしまっています。
iTunes は(Mac / Windows を問わず)ダイアログの表示中に応答を停止するのですが、この状態でクエリを投げるとタイムアウトするまで呼び出し側が固まってしまいます。Windows は COM のイベント通知を使っているのですが、Mac ではイベントの使い方が分からず(Dashboard の widget などでは notification を受け取っているという話も聞くので可能だとは思うのですが、あるいは Carbon アプリケーションだと不可能かも知れません)、UI の操作を可能にしつつ適当なタイミングでポーリングするよう努力しています(Thread を使えばいいかもしれませんが試していません)。

iTunes の操作に関する部分は LM の中で mod_iTunes として wrap されていて、Mac と Windows で同じ API になっていたりするのですが、中でやってることが違いすぎて面白いです。

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ちなみに、相変わらず不思議なインクリメントをするバージョン番号ですが、
リリースしようと思って準備(この時点でバージョン番号を振る) → 準備と検証に時間がかかって古くなる → リリースしないで手を入れる
の繰り返しが結構あるためです。。

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