ブログを書くのが遅くなりましたが、先週末にリリースしていました。ダウンロードは
こちらから。変更点について詳しくは更新履歴をご覧ください (
Mac /
Windows)。
今回のメジャーアップデートにあたって、プライベートアルファテストで 31 名、パブリックベータテストで 93 名 の方にご協力いただきました (後者はダウンロード数ベース)。フィードバックをくださった皆様、ありがとうございました。
なお、今回のリリースからサポート OS が OS X Yosemite 10.10.5 以降 / Windows 7 SP1 以降に変更になりましたのでご了承ください。
何周遅れなのかという感じですが、今回のリリースでようやく Cocoa / Retina / 64-bit 対応ができました。また、あわせて Windows でも Hi-DPI に対応しました。最近 Windows 10 マシンを新しく入手したのですが高解像度なマシンだとデフォルトで Hi-DPI になっているのですね。旧バージョンの LM を動かした時、あまりのレンダリングの汚さに愕然としました...。
これらは当初 LM 3.x で対応しようと思っていたタスクだったのですが、macOS Mojave で 32-bit アプリのサポートが drop (一応起動はするが API のバグフィックスはされなくなる) ということで急遽対応を進めました。(ちなみに、LM 3.x はそれなりに動くところまでは来ているものの、時間不足とモチベーション低下(!)のためにあまり進捗が出ていません。ゼロベースで書き直したものとしてリリースするつもりでしたが、予定されていた新機能を徐々に LM 2.x 系に混ぜ込んでリリースしていった方が良いかもしれない。)
今回のアップデートでは機能性は殆ど変わっていないのですが、内部的には開発環境の移行 (2011 Release 4.3 から 2018 Release 1 ヘ)、macoslib との決別、Carbon 依存コードの Cocoa 向けの書き直し、Retina / Hi-DPI 対応のために複数解像度の画像アセットへ差し替え、などなど結構大きな変更が入っています。早速いくつかバグリポートもいただいている (外部ソフトウェア連携、iTunes Script 周りなど) ので、可能であれば 8 月中にもう一度リリースしたいところです。
Mojave 対応については、Developer Beta を検証用マシンに導入して色々触り始めている段階です。基本的には問題なさそうですが、Dark Mode 対応に開発環境のアップデートが必要なほか、AppleEvent の送信に権限モデルが導入されるなど、対応のためにもう一波ありそうです。