Kenichi Maehashi's Blog

脳内コアダンプ

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Category: Apple
東京 23 区内の某所での事例。m2TV (GV-MACTV) で今まで視聴できていた TOKYO MX が映らなくなった & 再設定で対処できたので、メモしておきます。

ハマりポイント1: m2TV は物理チャンネルの変更に自動追従しない

調べるまで知らなかったのですが、TOKYO MX は 2012 年 10 月から 2013 年 4 月にかけて段階的にスカイツリーへの移行を行っているそうです。
ある日を境に、東京タワーからの電波強度が閾値を下回って受信できなくなったのではないかと思います。通常のテレビは自動的に再設定(スカイツリー波への切替え)を行ってくれるようなのですが、m2TV は自動追従してくれないようです。

ハマりポイント2: m2TV で「エリアスキャン: 東京」を選択すると物理チャンネル 18 以降がスキャンされる

受信電波をスカイツリー波に切り替えるべく、m2TV でスキャン (エリアスキャン: 東京) を実施するも、TOKYO MX が検出されませんでした。
検出の動作をよく観察したところ、m2TV のエリアスキャンで東京を選んだ場合、物理チャンネル 18 以降がスキャンされているようです。

TOKYO MX は、スカイツリー波が物理チャンネル 16、東京タワー波が物理チャンネル 20 で放送されているとのことで、これではスカイツリー波が見つからないのは当たり前でした。
結局、「フルスキャン」を選んでスキャンしたところ、全物理チャンネルのスキャンが行われ(時間がかかりますが)、無事 TOKYO MX を含む全チャンネルが受信できるようになりました。
Category: Computer
Samurai International Inc.Lyrics Online のコラボレーションで生まれた iPhone アプリ「FreeTunes for YouTube」をご紹介します。

FreeTunes は YouTube の動画をプレイリスト化して連続再生することができるアプリで、2013年2月にリリースされました。
大きな特徴は、動画データを一度キャッシュする仕組みになっていること。
映像がスムーズに再生されるだけでなく、インターネットに接続していない状態でも YouTube の動画を鑑賞することができます。
また、Lyrics Online の検索機能がアプリ内に組み込まれているため、再生中の動画の歌詞をワンタッチで検索することもできるようになっています。

バックグラウンドでの音声再生にも対応しているので、標準の iPod 機能と同じように使うことも可能です。
自宅の Wi-Fi で出発前に動画をキャッシュしておいて移動中に音声だけ楽しむ、というような使い方もできそうですね。

便利なアプリケーションなので、ぜひ一度試してみてください!
Category: Linux
cron の実装である vixie-cron (およびそのフォーク版である cronie) では、@reboot という時刻指定の記法がサポートされています。

通常の crontab では、日付と時間を指定して
4 3 2 1 * /path/to/command
のように記述 (この例では、1月2日の3時4分に /path/to/command を実行) しますが、@reboot を使用すると
@reboot /path/to/command
のような記述を行うことができ、これにより、/path/to/command がシステムの起動時に実行されるようにスケジュールすることができます。

RHEL 5 までの vixie-cron では、@reboot は crond の起動時に必ず実行されるようになっていたため、例えば
service crond restart
などを実行したタイミングで @reboot で登録されたコマンドが再実行されてしまっていました。

RHEL 6 の cronie および最近の vixie-cron では、この問題は改善され、@reboot で指定されたコマンドは「システムで最初に crond が起動されたタイミングでのみ実行」されるようになっています。これがどのように実装されているのか気になったので、調べてみました (本題)。

cronie のソースを見てみます。@reboot ジョブを実行する箇所は cron.c の run_reboot_jobs 関数で定義されています。少し引用します。
    /* lock exist - skip reboot jobs */
if (access(REBOOT_LOCK, F_OK) == 0) {
log_it("CRON", pid, "INFO",
"@reboot jobs will be run at computer's startup.", 0);
return;
}
/* lock doesn't exist - create lock, run reboot jobs */
if ((reboot = creat(REBOOT_LOCK, S_IRUSR & S_IWUSR)) < 0)
log_it("CRON", pid, "INFO", "Can't create lock for reboot jobs.",
errno);
else
close(reboot);
「REBOOT_LOCK ファイルが存在していたらログを出力し、ジョブは実行しない」「REBOOT_LOCK ファイルが存在しなければ、ファイルを作成してジョブを実行する」という動作内容です。REBOOT_LOCK は pathnames.h に定義されており、PIDDIR "cron.reboot" つまり /var/run/cron.reboot ということになります。
PIDDIR 即ち /var/run の中身はシステムの起動時に消去されるので、このようにファイルをフラグにしてシンプルに制御できることが分かりました。
ちなみに /var/run 内の消去処理は、RHEL 6 では /etc/rc.sysinit で以下のように実現されています。
find /var/lock /var/run ! -type d -exec rm -f {} \;
動作原理が分かってスッキリ :-)
OSS の良いところは、こういうところですね。
Category: Apple
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて、今まで必要なコマンド類は自前でソースからビルドしていたのですが、最近になって複数の Mac をトリプルブートで使うなど管理すべき環境の数が増えてしまったので、諦めて Homebrew を使い始めました。

セットアップは以下の要領で行いました。/usr/local は自前でソースから入れたものと混ざりそうなので /opt/homebrew に入れてみました。なお、Xcode (Command Line Tools) が必要です。
HOMEBREW_HOME="/opt/homebrew"
sudo mkdir -p "${HOMEBREW_HOME}"
sudo git clone https://github.com/mxcl/homebrew.git "${HOMEBREW_HOME}"
shell の rc ファイルに以下のように書いておくと良い感じです。
HOMEBREW_HOME="/opt/homebrew"
export PATH="${HOMEBREW_HOME}/bin:${PATH}"
export MANPATH="${HOMEBREW_HOME}/share/man:${MANPATH}"
コマンドのインストールは以下のような感じで。とりあえず自分にとって必須の wget, tree, nkf を入れています。
$ sudo brew update
$ sudo brew install wget tree nkf
Category: Computer
すっかり風の冷たい季節になりました。夜な夜な PC を触っていて、「手が冷たくなってキーボードが思うように打てない!」「マウスを使ってると寒くて痺れが…」という方、いらっしゃいますよね。
「USB 手袋」に「あったかマウス」、「あったかマウスパッド」… 毎年いろんなキワモノを試してはお金を無駄にしていませんか?
今回ご紹介するテクは安心確実。自分は 4 年前にこの方法を思いついて以来、冬の PC ライフにまったく困らなくなりました! みなさんも、ぜひ試してみてください。

必要なもの

  • お好みのキーボード (ワイヤレスが好ましい)
  • 小さめの電気ブランケット (ひざかけ)
  • ブラインドタッチ能力

手順

  1. ブランケットを、デスクに対して横向きに広げます。
  2. ブランケットの手前半分に、キーボードを置きます。お好みでマウスやトラックボールやトラックパッドも置きます。
  3. ブランケットを奥半分を、手前に折り返します。
  4. ブランケットの電源を入れます。
  5. ブランケットの間に手を差し入れて、キーボードを操作します。すると、手が冷たくならずに作業ができる! 表面的な暖かさではなく、手の芯からあったまりますよ。

ヒント

  • 自分は 100x60 cm の電気ブランケットと Realforce (108JP)、Apple Magic Trackpad を組み合わせて使っています (この組み合わせだと、ややゆったり目です)。キーボードの大きさに合わせて、選んでみてください。
  • 低温やけどの危険がありますので、ブランケットの温度設定は控えめに。あまり高温にすると機器に悪影響を与える可能性もありますので注意。
  • マウスを入れる場合、マウスを動かす範囲だけ毛布がヘタってしまうことがあるので、薄めのマウスパッドを入れるとよいでしょう。
  • 長期間使い続けるとブランケットに折り癖が付いてしまうので、1 週間に 1 回くらい裏返して使いましょう。

おわりに

毎年冬になると周りの人に勧めているのですが、一向に流行らないのでブログに書いてみました。
見た目がちょっと残念になってしまいがちですが、ぜひお気に入りの柄のブランケットを見つけてトライしてみてください!